犬・猫の保護活動継続のための新拠点オープンを目指す

沖縄県宮古島市で保護犬・猫の一次保護、 里親探しなどを行う任意団体である宮古島アニマルレスキューチーム(以下、 MART)は、 宮古島の保護犬・猫の将来に向けた活動強化のため、 今年4月末のオープンを目標に新拠点を建築中で、 活動に必要な施設完成に向けクラウドファンディングを開始すると発表した。

目標額は500万円、 募集期間は2019年3月18日(月)の23時まで。
クラウドファンディングサイト
https://readyfor.jp/projects/miyakowan-nyanPark

現在、 活動しているシェルターには、 約70頭の保護犬と約30匹の保護猫が生活しているが、現行の施設の許容数は約50頭のスペースのため、 常にキャパシティオーバーの状態。 MARTの保護活動は、これまで 様々なボランティアの活動に頼ってきたが、 島という環境で人材確保が難しい点、 医療費や餌代やシーツ代、 光熱費や水道代など、 犬・猫の日々の生活にも費用が多くかかる点から、 活動の継続が困難な状況という。

そこで、 MARTは、 今年1月より、 “犬と猫をかすがいに人がつながる社会を目指す”NPO法人KATZOC(カゾック)の傘下に入り、 活動を強化。 この法人の宮古島事業部として、 今までMARTが持っていなかった売上部門を持ち、 今後は、 MARTの活動費として補填することが可能となる。

現在、 共通の拠点となる新施設として、 保護犬・猫と人が触れ合えるコミュニティスペース「Miyakojima 1_2 Park(みやこじま わんつー ぱーく)」を建設中で、 敷地内には、 シェルターの他、 カフェ、 キャンプ場、 リユースショップなどの運営を予定。新施設には、 約80頭の犬と約50匹の猫の収容が可能となり、 ドッグラン、 シャンプールームなども併設予定。 今回のクラウドファウンディングは、 このシェルターの建設、 80頭分のケージ設置、 ドッグランの土地整備に活用するという。

詳しくはこちらのリリースをご確認ください

■Miyakojima 1_2Park 概要

オープン予定時期: 2019年4月
住所:〒906-0203 沖縄県宮古島市上野字宮国1809

施設での取り組み:

  1. 保護犬・猫が生活するシェルター
    保健所に収容された犬・猫を保護。 健康チェックなどの医療を受診させ、 エサやりやシャンプーなど日々の生活の面倒をみる場所。保護犬専用の動物病院も開設予定。
  2. 譲渡会や啓発活動
    保護犬・猫との面談の場となる譲渡会や、 保護犬・猫が生まれる環境と対策について、 島内で啓発活動の実施。
  3. カフェ、 キャンプ場、 リユースショップの運営
    保護犬・猫の生活を支えるための収益源。

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