琉球新報などが報じたところによると、文化庁は国宝や重要文化財などの文化財建造物の保存・修復に必要な資材を確保する文化庁の「ふるさと文化財の森」に、宮古島市上野の野原鏡原イヌマキ(チャーギ)林を設定することを決めた。沖縄県では初めての設定となる。この林から採れた木材は、名護市の国指定重要文化財「津嘉山酒造所施設」の修復資材として供給されている。
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【ふるさと文化財の森システム推進事業の目的】
文化財建造物の保存のために必要な原材料のうち山野から供給される木材(特に大径材、高品位材等、市場からの調達が困難なもの)、檜皮、茅、漆等の植物性資材を安定的に確保するとともに、当該資材に関する技能者を育成し、またこれらの資材や技能の確保等に関する普及啓発活動を行うふるさと文化財の森システムを推進する。(ふるさと文化財の森システム推進事業実施要綱より)
関連リンク
- 「ふるさと文化財の森」の設定について(文化庁)
- 宮古島における防風林の役割と普及の取り組み(農畜産業振興機構)
- 津嘉山酒屋保存の会