旅行

#001 来間島のグランピングリゾート「RuGu」を一足早く体験してきました!

株式会社RuGu(宮古島市)は、2019年4月1日来間島にトレーラーハウス型グランピングリゾート「RuGu」(るーぐー)をオープンする。宮古島経済新聞は、この新しい宿泊スタイル「グランピング」をいち早く体験させてもらった。

今、注目のアウトドア「Glamping(グランピング)」。
グランピングとは、魅力的という意味のグラマラス(glamorous)とキャンピング(camping)を掛け合わせた造語で、自然を満喫できる”手軽で贅沢なキャンプ”のことである。もともとは海外の富裕層が自然の中で滞在するのに豪華なキャンプを作らせたのがはじまりであり、最近になって全世界的に流行を見せている。装飾を施したテントの中には、ホテルのようなソファやベッドを設置されており、キャンプ未経験者でも安心して宿泊することが可能だ。

宮古空港から車で20分ほどの来間島。その最南端の長崎浜から徒歩20秒という場所に、4月1日にグランドオープンする宮古島初のトレーラーハウス型グランピングリゾート「RuGu」。今回、本紙の記者・スタッフでオープン前のRuGuに一日宿泊させてもらったのでその体験談をお届けする。

RuGuは ”ありのままの自然、文化、食” を体験する観光スタイルをローカリングと定義し、『もともとここにあるものを感じて欲しい』という思いから、出来るだけ自然を残した状態の宿泊施設だ。

エントランスにはたくさんの島ならではの植物が。「ありのままの島の姿」を体感できる外観となっている。

グランピング ならではのレセプション

とても可愛らしいお洒落な空間でのレセプション

到着後、チェックインを行うのはグランピングらしくテントでのレセプションだ。テント内はヴィンテージの家具が並び温かみのある落ち着いた空間となっている。

「自然との境界を限りなく0に」をテーマに、トレーラーハウスを改装して作られている客 室は1棟貸し切りのヴィラタイプ。1棟で最大4名まで宿泊可能。

全客室に設置されているベッドは良質で有名なシモンズのマットレスを採用している。インテリアも落ち着いた雰囲気で窓も大きく明るい。トレーラーとは思えない空間が広がる。

屋上からの眺めは?

トレーラーハウス屋上からの展望
夕陽が水平線に沈む瞬間まで見届けられる最高の屋上

オーシャンビューの広がる屋上に上がると、人工芝が敷かれゆっくりとくつろぐ事が出来、夕陽に少しずつ染まる海をゆっくりと眺めることができる贅沢な時間がここにはある。

どんどん変わりゆく空の色に感動

日没後の空の美しさも格別なもので時間が経つのを忘れさせられる。
ここは周りに民家などもなく、街灯も設置していないため、昔から変わることない星空が広がり、この上ない感動と癒しが待っている。

食材にこだわったBBQ

ピーマンも丸ごと焼いちゃいます

全トレーラーにテラスが設置されており、そこでバーベキューを楽しめる。炭や着火材などもセッティングされているので女性だけでも簡単に火起こしができ、BBQの焼き方ガイドも用意されているので、美味しい焼き方を学びながら厳選された島食材を頂ける。

月明かりに照らされながらのBBQは大自然のエネルギーを感じられるとてもいい時間だ。

星空の下のBAR

ここではスモアセットも用意されているので、焚き火でマシュマロを焼いて楽しめるのも嬉しい

街灯もなく市街地の光も差し込まない大自然の中にあるバーは23時まで営業している。満天の星空の下で大人の時間を過ごせるのもラグジュアリーなキャンプの醍醐味だ。ここは宿泊しなくても利用する事が出来る。

焼きたてパンの朝食

 

朝食はバスケットに入れられているので、このまま近くの長崎浜で頂くこともできるのが嬉しい。

冷製スープに焼きたてホットサンド、フルーツの美味しい朝食

ここでは風化サンゴを使って、ゆっくりと時間をかけてじっくりとコーヒー生豆を焙煎することで、コーヒー豆本来のまろやかな風味を追求して作られた『35コーヒー』を出している。
『35コーヒー』は売り上げの3.5%を使いベビーサンゴを移植する活動をしており、1杯のコーヒーで少しでも沖縄の環境保護に貢献できるのは嬉しいことだ。

近くのビーチへ散歩

綺麗な海に向かう道はとても気持ちがいい

徒歩すぐの場所にこんなにも綺麗なビーチ、『RuGu』の名前の由来でもある長崎浜がある。
長崎浜は昔から宮古島の龍宮の神様が毎年帰ってくる神聖な場所であり、その近くでグランピング施設をやるにあたり、この神様の名前から「リュウグウ」を頂き、海外の方にも発音しやすいよう「RuGu(ルーグー)」と名付けた。

RuGu代表インタビュー

RuGu代表 山中 拓也さん

RuGuではおもてなしという形ではなく、スタッフをガイドと呼び、おすすめスポット、歴史、文化などをガイドから伝えられるようにし、宮古島を最大限楽しんで頂くための役割としている。
だからこそお客様には自ら『楽しむぞ!』という気持ちでお越し頂きたい。
今後はローカルの地域体験をして頂くため、農業体験、島唄の演奏会なども企画している。お客様と宮古島のゴミ拾いなどもし、観光マナーなども伝えていきたい。
機会は私たちが提供し、RuGuを『宮古島を最大限に楽しむための基地』のような存在としていきたい。
と、オーナーの山中氏は語る。

今まさに黎明期であるグランピングスタイルのアップグレードが楽しみな中、幻想的な世界観を未体験な方は多いであろう。
この非日常空間を、そして自然と触れ合う時間を体験してみてはどうだろうか。

また今回は、RuGu代表/山中さんにRuGuの名前の由来やコンセプトなどについてインタビューに答えていいただきました。

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