東芝エネルギーシステムズ株式会社(神奈川県川崎市)は、宮古島市、株式会社ネクステムズ、東芝インフラシステムズ株式会社と共同で、沖縄県が取り組む「スマートエネルギーアイランド基盤構築事業」において、大型蓄電池を活用し、複数拠点で発生する太陽光発電システム(以下、PV)の余剰電力を既存の電力系統を活用して充放電する蓄電池シェアリングに関する技術検証を宮古島市来間島にて2020年1月6日から1月31日まで実施すると発表した。
宮古島市および東芝グループは、同事業において、2014年に出力100kW、容量176kWhの大型蓄電池を来間島に設置し、島内の消費電力を再生可能エネルギーと定置型蓄電池で100%賄うことを目指した“再生可能エネルギー100%自活実証”を行い、その有効性を確認。同検証において、平常時でも再生可能エネルギーの余剰電力吸収に活用することを目指すという。
今回、宮古島内の市営住宅40か所に余剰電力を監視するためのゲートウェイ装置を設置し、東芝グループが保有するバーチャル・パワープラント(VPP)システムにより、各拠点のPVの余剰電力量や蓄電池の充放電可能量に基づき蓄電池の充放電を分単位で制御する。蓄電池の充放電の過程において発生する電力損失の影響および、現行の計画値同時同量制度を加味した30分以内の細やかな制御の実現性を検証する。
詳しくはこちらのリリースをご確認ください。
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